東京税理士会の定期総会に行き、質問をしてきました。

東京税理士会総会

東京税理士会の定期総会に行き、質問をしてきました。

私は所属している「東京青年税理士連盟」(略称:東京青税)という団体で、この6月から税制調査部の部長になりました。

東京青税は、主に税理士試験合格者を中心とした税理士、税理士有資格者の500人超の団体です。
税理士というと税理士試験に受かっている人というイメージがあるかもしれませんが、実は税理士試験に受かっているのは、税理士全体の3割ほどしかいません。試験に合格せずに税理士になれる道が、たくさんあるのですね…。

東京青税の税制調査部というのは、国民のための税制を研究し、提言を行っていく部です。
私は東京青税に入って今年で4年目ですが、1年目から研究部の副部長、2年目は研究部部長、3年目はシンポジウム委員長、4年目の今年が税制調査部部長と、ずっと税法・税制がらみの部署をやっていることになります。

一方、東京税理士会というのは、東京に事務所を設けて活動する税理士であれば、必ず入会しなければならない団体です。東京青税は任意団体なのに対して、東京税理士会というのは税理士業務を行うためには必ず入会しないといけないんですね。

その東京税理士会の1年間の総決算である定期総会に行き、質問をしてきました。
東京青税では、毎年、会長をはじめ、税制調査部長、制度部長などが質問をしています。
東京税理士会は、東京に事務所を設けるすべての税理士が所属するので、税理士の団体ではありますが、税理士を監督する団体でもあり、税務行政(いわゆる「お上」)の影響も受けています。
在野の任意団体の立場から、東京税理士会の活動が本当に国民のためになっているのかなど、質問をしたり要望を出したりしているというわけですね。

質問の内容は、6月初旬に東京青税の中でミーティングを行い、ミーティング後もメールでのやりとりを繰り返して練っていきました。
私は消費税の軽減税率について質問しました。

質問をあらかじめ考えていたとはいえ、いざ質問するとなると緊張しました。
定期総会に出席されているのは、お歴々の方が多いです。
私が質問をした時間には、東京税理士会の役員、来賓、出席者合わせて400人超の人がいましたが、平均年齢70手前くらい?と思うくらい、先輩ばかりです。
定期総会には初めての出席で雰囲気がわからず、お歴々の中質問するのは、挙手するのも緊張しました。

質問をするには、まず議長から指名をしていただく必要があります。
指名を受けないまま質疑応答の時間が終わったしまったらという不安もあり、緊張が高まったと思います。

指名は意外に早く受けることができました。
指名を受けた際、前の席の方も挙手しており、はじめはどちらが指名を受けたかわかりませんでした。
議長から改めて「メガネのかた」と言われ、私が指名されたとわかりました。
その時、指名を受けた安心からか「メガネでよかったあ」という気持ちが湧いてきて、そんなことを考えているうちに緊張は解けていました。
質問は落ち着いて出来たんじゃないかと思います。

これが税制調査部部長としての初仕事でした。
今年1年、少しでも国民にとって良い税制となるよう、頑張っていきます。